三輪二郎/Essentials of MIWAJIRO 2022年7月20日発売
活動21年、初のベスト・アルバムをLPオンリーで発売。スマッシュ・ヒット「おもいで」、大森靖子とのデュエット「ダブル・ファンタジー」、川本真琴が参加した「家出っ娘」などの名曲から、配信オンリーの「ひなたぼっこ」、「すけろくさん」の7インチ・バージョンまで。さらに初期の名曲「出不精のバラッド」の2022年新録を加えた全11曲。ジャケット画は、気鋭の若手画家、“風”による描き下ろし。
リリースへのコメント
ダブルファンタジーが収録され嬉しいです。人の数だけファンタジーがあるものね、三輪さんは妖精さんのようだけれど。それが交差したり片足つっこんだり、ただ眺めたり、わかちあえなかったり、擦ったり馴染んだり、その瞬間の表現を、一緒に歌えたこと、とても楽しかったです。また一緒に歌ってください♡
超歌手 大森靖子
思い出話になっちゃうけど、初めて三輪二郎と会ったのがどこかの河川敷でのBBQパーティーみたいなやつで、お互いライブもやったんですよ。それでceroの出番の時、風が強くて、正直ライブどころじゃなかったんだけど、三輪ちゃんがスッと、風上に立って、さり気なく風を遮ろうとしてくれたんだよね。すごい優しいし、カッコつけてるし、実際カッコいい人だなと思った。今、自分を取り囲んでいる仕事やら子育てやら社会状況やらが一段落したら、どこかのライブハウスで酒を片手に三輪二郎の歌で涙したい。それで隣りにいる人と「沁みるな…」とか言い合いたい。そんなふうに、今後の人生にも三輪二郎がどこかにいてくれないと困る。そう思ってる人は、俺以外にもたくさんいるはず。そういう未来のために、俺はいつでも風上に立つ準備ができてるぜ!!
高城晶平(cero)
春という季節だけは、「ニュアンス」でできている。三輪さんから電話がきて、その日から暖かくなった。三輪さん、春みたい。そろそろですね。
折坂悠太
三輪さんの音楽からは街や人や生活の匂いが漂ってきて、その匂いにドキドキしながら安心します。心の奥底に隠していた寂しさが見透かされたように湧き上がるけれど、その寂しさを丸っと抱き締めてくれるような温かみがある、そんなところがたまらなく好きです。ベスト盤の発売、ひとりのファンとしてとっても嬉しいです。
後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)
MYRD149 三輪二郎/エッセンシャルズ・オブ・三輪二郎[LP]
Side-A
1.おもいで
2.野毛の唄
3.バージンギター
4.ダブル・ファンタジー
5.ひなたぼっこ
6.すけろくさんGerman SuplexMix
Side-B
1.休日の朝
2.家出っ娘
3.ソルティードッグ・ブルース
4.シーサイド・ライン
5.出不精のバラッド
[演奏]
三輪二郎:ボーカル、ギター[ALL]
吉田悠樹:二胡[A2, B1]
轟渚:ベース[A2, B1]
あだち麗三郎:ドラムス[A2, B1]
川本真琴:コーラス[B2]
沢田穣治:ベース[A6, B3,4]、コントラバス[A4]
マルコス・フェルナンデス:ドラムス[A6, B3,4]
向島ゆり子:バイオリン[A4, B3,4]、アコーディオン[A6]
大熊ワタル:クラリネット[A4,6, B3]
大森靖子:ボーカル[A4]
伊賀航:ベース[A1,3]
北山ゆう子:ドラムス[A1,3]
[エンジニア]
かわばたてるゆき:録音[A4, B1]
宇波拓:録音、トラック・ダウン[B2]
中村宗一郎:録音[A1,3-6, B3,4]、トラック・ダウン[A1-6, B1-4]
佐京泰之:録音、トラック・ダウン[B5]
プロデュース:三輪二郎
編集・マスタリング:ジョージ・モリ
画:風
デザイン:ダダオ
吉田悠樹、轟渚、あだち麗三郎との“三輪二郎といまから山のぼり”での1stアルバム『おはようおやすみ』から「野毛の唄」「休日の朝」を収録、また「出不精のバラッド」は2022年4月の入魂の新録。弾き語りによる豊田道倫プロデュースの2nd『レモンサワー』からは川本真琴が参加した「家出っ娘」を、本作収録の「ひなたぼっこ」は、2018年の配信バージョンで。沢田穣治プロデュースの3rd『III』より大森靖子とのデュエット「ダブル・ファンタジー」と「シーサイド・ライン」「ソルティードッグ・ブルース」を収め、本作収録の「すけろくさん」は、7インチバージョンで。伊賀航、北山ゆう子との三輪二郎バンドによる4th『しあわせの港』よりは、スマッシュ・ヒットとなった「おもいで」と「バージンギター」を収録した。